【作例あり】PENTAX S3 使い方や写りを簡単レビュー
今回は ASAHI PENTAX S3の紹介です。
数は多くはありませんが作例も載せておきますので
参考になりましたらうれしいです!
PENTAX S3 ってどんなカメラ?
基本スペックについて
発売年は1961年。
m42マウントなのでPENTAXのTAKUMARシリーズを使うことができます。
オールドレンズの入門として人気のレンズが多いので
S3と併用することができますね。
完全自動絞り
PENTAXとしてはこのS3が初の完全自動絞り搭載のカメラとなりました。
完全自動絞りが搭載されていないと
ファインダーを覗いてピントを合わせる際に
絞りの影響を受けてファインダー内が暗くなりピントを合わせにくくなるのですが
完全自動絞りが搭載されていると絞りを変えてもファインダー内には影響せず(明るいままで)、シャッターを切る瞬間だけ絞りが稼動します。
これにより自動絞りがない以前のモデルに比べて非常に撮影しやすくなったと言えますね。
フィルムカウンター
フィルムカウンターは裏蓋を開けても自動で0に戻ってくれません。
ですので丸い出っ張りに爪をひっかけて手動で0に戻す必要があります。
シャッタースピードは1/1000まで出ます。
当時としては早い部類です。
ISOはここのプレートを回すことで決めることができます。
使いたいフィルムのISOと同じ数字を赤い矢印に合わせましょう。
(ISO100のフィルムなら100に合わせる)
露出計
そしてこのカメラのデメリットともいえる特徴として
露出計が内蔵されていません
これ以降のカメラや最近のカメラには当たり前についている露出計ですが
このS3にはついていませんので露出を合わせるのが難しいです。
対策としては
・スマホの露出計アプリを使う
・露出表を参考にして大まかな設定を覚える
が考えられます。
スマホの露出計アプリを使う
僕は以下のアプリを使いました。
まずはISOをフィルムに合わせます。
次に撮りたいものに向けてHOLDを長押しするとF値(FNo.)とシャッタースピード(Time)を数字で教えてくれます。
ISOとF値を固定するとシャッタースピードだけ出してくれるのでボカした写真を撮りたいときでも使えます。
精度は割といいです。
露出表を参考にして大まかな設定を覚える
ネットで調べるとISOに対応したシャッタースピード(以下SS)の目安が書いてある表がありますのでそちらを参考にしてみてください。
画像は著作権に反する可能性があるのでここでは控えさせていただきます。
ちなみに「写ルンです」の設定を参考にすると晴れなら
全体的にフォーカスが合っている写真を撮ることもできます。
写ルンですの設定↓
ISO 400
SS 1/140
F値 10
焦点距離(レンズの画角) 32mm
【作例】S3+super multi coated TAKUMAR 55mm f1.8
ここからはTAKUMAR 55mm f1.8+fujifilm 業務用ISO100
で撮影した作例になります。
ただし僕のS3のミラーに傷があるせいで写真の端に半月状の反射跡が写っています。
ご了承ください!すいません!
レンズの性能か非常に色乗りがいいですね。
やはりフィルムは曇りより晴れの時のほうが綺麗に写ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
露出計がついていないので初心者の方には少し扱いにくいかもしれません。
ですが見た目がかわいいですし、写真の基本を勉強できるので
こういったフルマニュアルカメラも使ってみると楽しいですよ。
フィルムカメラに興味が出ることを願っています。
またほかにもフィルムカメラやオールドレンズを紹介していきます。
最後にお勧めのフィルムを載せておきますのでチェックしてみてください。
今回はありがとうございました。
またね!